Gixie Clockの表示が正常におこなわれない場合のトラブルシューティング

Gixie Clockの表示が正常におこなわれない場合のトラブルシューティング

 

 品質管理には万全を期して商品をお届けしておりますが、Gixie Clockの表示が正常におこなわれないというお問い合わせをいただくことがあります。この記事ではこのような場合にお客様に試していただきたいトラブルシューティングをご紹介していますので参考にしてください。

 

表示不具合の例と対処方法

 

具体的な表示不具合の事例と、その場合の対処方法を解説します。

 

一部の桁の数字が正しく表示されない

Gixie Clockの一部の桁のみ表示が正しく表示されない場合、以下の可能性があります。

 

チューブ管の接触不良

 



チューブ管が本体に正しく接続されていない場合、正しい表示がおこなわれない可能性があります。

 

正しく表示されないチューブ管が斜めに接続されているなどしていないか確認し、本体に対してまっすぐ接続されるよう取り付け直してください。

 

なお、本体とチューブ管には磁石が内蔵され、正しい向きにのみ取り付けられるようにしています。無理矢理逆向きに接続することのないようご注意ください。

 

 

マグネットの接触不良

輸送時の振動でチューブ管設置部分のマグネット(銀色の上下長方形部分)が浮いていることがあります。

 

その場合は指の腹で強く押してください。

 

また、マグネットが完全に外れている場合は市販の接着剤で固定してください。この際、マグネットの向きにご注意ください。逆向きに固定した場合、チューブ管が壊れる可能性があります。

 

正しいマグネットの向きを知るには、まず、チューブ管の前側/後側がどちらなのか調べてください。チューブ管を見て数字の「1」が手前に見える側が前側です:

 

数字の「7」が逆向きに見える側が後ろです:


前後がわかったら、脱落した側の磁石に対応する本体側の磁石に、脱落した磁石を吸着させます。たとえば以下の写真において紙に「A」と書かれた側の磁石が脱落したものとします:

 

この本体側の磁石に脱落した磁石を吸着させたとき、上側に来る面(以下の写真の「B」の面)をチューブ管側、反対側を本体側にして固定してください。

 

 

本体側端子が曲がっている

輸送の過程で本体側の端子(バネのような金色)が曲がり、チューブ管との接続が正しくおこなわれないことがあります。

 

正しく表示されないチューブ管をほかの端子に接続すると正しく表示される場合、この可能性があります。

 

この場合、曲がった端子をゆっくり優しく元の状態(上の写真を参照)に戻してください。

 

 

 

本体やチューブ管の端子の汚れ

本体やチューブ管の端子が汚れると、正しく接続できない可能性があります。

 

乾いた柔らかい布で優しく端子を拭き、接続し直してみてください。

 

電源供給が正しくおこなわれていない

 

Gixie Clockの正しい動作には、電流が1A以上、電圧が5Vの電源供給が必要です。これ以外の仕様の電源に接続した場合、正しい動作がおこなえない可能性があります。

 

たとえ5VのUSB端子であったとしてもパソコンやテレビ、AV機器などのUSB端子はGixie Clockが正しく動作するのに十分な電流の出力をおこなえない可能性があります。また、たこ足配線で多数の機器を接続したコンセントへの接続も推奨されません。

 

壁のコンセントに電流が1A以上、電圧が5Vの電源供給に対応したUSB電源アダプターを直接接続し、そこからGixie Clockに電源供給をおこなうようにしてください。

USB電源アダプターが供給できる最大電力は、以下の写真のように本体に書かれていることが多いです。

こちらの写真の場合、出力電圧は5.0V、出力電流は1.0Aとなっていますので、Gixie Clockが求める電力を供給できると判断できます。

ただ、たとえ仕様上は問題なくても、格安のものや製造されてから時間が経っているものは仕様通りの電力を供給できないかもしれませんので、複数のUSB電源アダプターをお持ちの場合のほかのものへの接続もお試しください。

 

一部のチューブ管だけ見た目が異なる(曇りがある/明るさが違う/色味が異なるなど)

Gixie Clockのチューブ管の製造には、往年のニキシー管の見た目を再現するため、手作りの工程が含まれています。

 

一つ一つ手作りする関係からどうしても均一にはならず、曇りがある、明るさが異なる、色味が異なるなど、見た目に差異が生まれることがあります。

 

Gixie Clockが再現しようとしているニキシー管は元々経年劣化が早く、個体ごとにそのスピードは異なりますが、だんだんと発光が弱くなっていくものです。

 

このニキシー管を再現しているGixie Clockのチューブ管についても、差異を味としてお楽しみいただけると幸いです。

 

時計表示が「000000」になる(〜2021年モデル)

長時間Gixie Clockを電源につながずに放置した場合、Gixie Clockの時計表示が「000000」になることがあります。

 

Gixie Clockには電源を接続しなくても時刻を維持できるようバッテリーが内蔵されています。しかしながら長時間電源につながずに放置した場合、バッテリーが空になり、時刻を維持できなくなります。

 

また、バッテリーが空になると時刻だけでなくGixie Clockのシステム自体が初期化されます。このため、時刻表示が「000000」になった場合は以下の手順で再起動をおこない、復旧してください。

 

  1. 電源に接続した電源ケーブルをGixie Clockに接続し、1日ほど待つ
  2. Gixie Clockの電源ケーブルを抜き、すぐに再び電源ケーブルを挿す
  3. 時刻の設定をおこなう

 

正しい時刻が表示されない

Gixie Clockが正しい時刻を表示しない場合、まず、表示モードが時刻モードになっているか確認してください。Gixie Clockにはさまざまな表示モードがあり、時刻モード以外に設定されている可能性があります。

 

また、正しい時刻が設定されているか確認してください。Wi-Fi対応版のGixie Clockの場合、インターネットに接続することで時刻は自動的に設定されますが、タイムゾーンやNTPの設定を変更すると正しい時刻を表示できなくなる可能性があります。



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